12月7日(土)小児・AYA世代のがん講演会・交流会
患者家族への支援
2024.12.15
千葉県健康づくり課の主催で小児・AYA世代のがん講演会・交流会が開催され、小児がん経験者・家族、ソーシャルワーカーなどの医療・行政関係者のほかに、レモネードスタンドを実施している企業など、多様な方が参加しました。
千葉大学医学部附属病院 日野もえ子 先生より、 晩期合併症や長期フォローアップの必要性と、移行期支援センターの紹介がありました。その後は、再発や骨髄移植治療などを乗り越えて、現在看護師として働く経験者と、ミルフィーユスタッフとして活動している経験者2名からの体験談を聴きました。
小児医療から成人医療へのスムースな移行のためには、医療関係者に自分の病気や症状を伝えなくてはなりません。自分自身の病気の知識を持ち、大人として話す力をつけていくことが大切であることをあらためて学びました。また、私たち親は、病気になった子どもを守りたい一心で、できることもつい先回りしがちとなってしまいますが、子どもの自立を妨げないよう、反省も含め、心にとめなければならないと思いました。
後半の交流会では、ご家族からの質問に、経験者や医療者がお互いの立場からの返答などで、あっという間の1時間でした。初めて参加したご家族や関係者の方と、今後も勉強会やイベントで繋がっていけるとうれしいです。
この会を開催してくださった千葉県健康づくり課のみなさまに感謝申し上げます。(文責 中島)