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2019年の活動


12月25日 今江敏晃コーチの来訪&クリスマス会

12月25日 今江敏晃コーチの来訪&クリスマス会

 

今年のクリスマス会に今江コーチが訪問することになったため、早めにキーホルダーと写真たてのプレゼント作りや飾り付けの準備を始めました。
当日はお母さんが丸鶏に野菜や香草を詰め、子どもたちが交代で卵を割り、ミキサーで泡立ててロールケーキの生地を作りました。中学生の女の子が中心になり、小学生や幼児に声掛けしながら準備している姿をお母さんやおじいちゃん、おばあちゃんが見守っている様子はとても温かく、4東病棟ならではの光景でした。
お昼には、こんがり焼けたローストチキンが並べられて香ばしい香りが病棟中に広がると、「わあー、いいにおい!」と感嘆の声が上がり、視線はチキンを切り分ける手元にくぎ付けです。
今年はお母さんたちにもクラブサンドが用意されて、子どもたちと一緒にローストチキンを堪能しました。
クリスマス会では幼児さんたちの鈴の合奏と、病棟ナースのキラキラダンスの披露があり、医師が扮するサンタさんからプレゼントももらいました。
そしていよいよ、今江敏晃コーチの登場です!
質問コーナーでは、男の子から「どうしたら強くなれますか?」と聞かれて、「好き嫌いなく食べて、お母さんたちの言うことをよく聞くと強くなれるよ」と優しく答えてくださいました。
ひとりひとりに声をかけ、病室から出られない子どもたちのためにプレゼントを届け、快く写真撮影に応じてくださる笑顔は、子どもたち・家族にとって何よりの心強い応援メッセ―ジとなりました。
今江コーチはこども病院の訪問だけでなく、ご夫婦でミルフィーユの理事を務めてくださり、寄付でもミルフィーユの活動を支えてくださっています。
お忙しい合間を縫って、病院訪問してくださいましてありがとうございました。
コーチになっても変わらぬ思いでいてくださるのは私たちの大きな励みです。

(文責 中島)


12月6日 千葉大学医学部附属病院小児科 人形劇

12月6日 千葉大学医学部附属病院小児科 人形劇

 

 千葉大学医学部附属病院小児科に行ってきました。
 船橋で活動をされている「ニッキ」による、パネルシアター「カニのニカ」、読み聞かせ「ぶかぶかティッチ」、人形劇「どんどこどん」。
 年に2回ですが、毎回小さい子たちを引き込む素敵なお話と、本、人形劇。一緒に体を動かしたり、歌ったりみんなで楽しめる時間を作ってくださいます。
 2週連続でイベントを行ったので、子供たちもすぐに打ち解けてくれて、より楽しい時間となりました。

(文責 飯田)


11月28日 千葉大学医学部附属病院小児科 映画会

11月28日 千葉大学医学部附属病院小児科 映画会

 

 千葉大学医学部附属病院小児科にて映画会をしました。
事前にどんな映画を観たいかリサーチしたのですが、上映中の映画リクエストが多く、希望の映画上映とはなりせんでしたが、「トイストーリー4」を入院中のお友達、付き添いの家族とポップコーンを食べながら楽しく観ました。
 とても楽しみにしていてくれて、時間前からスタンバイしている子、ポップコーンの用意を始めると匂いにつられてドンドン集まりました。治療中は感染の恐れもあることから人ごみに行くこともできず、大勢で映画を観ることはできません。病棟の中ですが、大勢のお友達と大きな画面で観ることは貴重な時間です。観終わった後のみんなの笑顔がとても素敵でした。少しでも気分転換ができていれば嬉しいです。

(文責 飯田)


11月23日 第3回小児がん経験者の集い

11月23日 第3回小児がん経験者の集い

 

令和元年11月23日(土)に、第三回経験者交流会を開催しました。冷たい雨が降る中、参加していただいた皆様、ありがとうございました。
一年に一回、小児がんを経験し、大人になった人達の交流会を開催し始めてから、早三年。始めた当初は、参加者が集まるのか、どういった趣向でやろうか等、手探りで始めたものの、毎年15名近い参加者に来て頂いているのは、ありがたい限りです。
もちろん、毎回、初対面の人がいますので、若干の緊張感の中、会がスタートするのですが、入院中のこと、退院後の生活のこと、社会に出た後のこと…、何気ない会話の中から、共通する思いや悩みが出て、2時間経った後には、和やかな雰囲気になるのは毎回いいものだなと思います。
今回は、恋愛・結婚に関する話題も出て、自分と同じような悩みを抱えている人達が、やっぱりいるんだなと思いました。私自身、病気のこと、自分自身が抱えている問題を、いつ、どんなタイミングで相手に伝えるか、どういう風に、どこまで伝えるか…考え始めると、恋愛・結婚にこだわる必要などないな、と思ってしまうことが多々あります。参加者の方達の中にも、少なからず同じような思いを持っている方もいて、ちょっとホッとした部分もありました。また、それと同時に、治療後のライフステージが変わるごとに、新たな課題に直面することが多い、小児がんの難しさも感じました。 来年も11月23日(月・祝)に第4回の経験者交流会を開催予定です!興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、参加をお待ちしております(令和2年9月頃にHP等で詳細をお伝えする予定です)。

(文責 丸橋)


11月27日 千葉県こども病院 大運動会

11月27日 千葉県こども病院 大運動会

 

病棟の行事が立て込んでいて、ちょっと遅めの運動会をしました。
廊下には万国旗が飾られて、病棟に入った瞬間から運動会の雰囲気満々です。
子どもたち・家族、病棟スタッフはじめ、院内学級の先生や毎月ボール体操を行っている先生など大勢の参加者で廊下は大賑わいです。
まずは、ラジオ体操のあと、紅組・白組代表者による選手宣誓が堂々と行われて始まりました。
仮装レースはスタッフも子どもたちも、照れながら笑顔でゴールし、風船割りレースではお母さんたちが本気で対決しました。
子どもたちが一番楽しみにしていたお菓子食い競争は、食べたいお菓子をめがけて歩き、袋菓子を口でくわえて引っ張り取りました。
赤・白接戦で迎えたラストの玉入れレースで紅組の逆転勝利となりました。
レース中に一生懸命なあまり転んだ子がいて心配しましたが、何事もなく、みんなが笑顔で楽しいひと時を過ごして終わりました。

(文責 中島)


10月23日 千葉県こども病院 ハロウィン

10月23日 千葉県こども病院 ハロウィン

 

朝から病棟中が仮装の準備でザワザワ、ウキウキ、ちょっと落ち着かない雰囲気です。
中学生の男子は仮装するのが照れくさいながらも、自分で衣装を選び、小さな女の子は、白雪姫になる!と、リンゴ入りバスケットも用意してバッチリです。
ドラキュラやマレフィセント、ミニオン、チョッパーなど思い思いの仮装でゲームをした後、廊下をパレードして、リクエストしたお菓子をみんなで食べました。
今年もDJの腕前を持つ退院した子のお父さんがバックミュージックを引き受けてくださり、子どもたちはリクエスト曲を聞きながら大いに盛り上がりました。 ハロウィンが終わった後、退院した子のお父さんと入院中の御両親が、ふと、廊下で立ち話を始めました。
初対面であっても、同じ経験をしているからこそ安心して心の内を話している会話からは、お互いの気持ちが分かりあえる安堵感が伝わってきて、入院中の家族にとって、こんなひと時の心の触れ合いが治療を乗り越える力になるのだと感じました。
今日は体操の先生も参加していただき、バックミュージックの後押しもあり、楽しいハロウィンの日を過ごしました。

(文責 中島)


10月2日 千葉県こども病院 すしパーティー

10月2日 千葉県こども病院 すしパーティー

 

治療中の影響で免疫力が下がっている子どもたちは、長期間生ものが食べられません。
だから、子どもたちの食べたいもの一位はお寿司です。
寿司ネタは加熱したエビやかにかま、ツナマヨ、かんぴょうなどですが、念願のお寿司を食べられるとあって、子どもたちは「今日はお寿司だよね」と何度も聞いてきて、準備の段階から興味深々で覗き込んできました。
入院中の子のお父さんがすし職人だったので、お寿司屋さんのように、テーブルで注文して目の前で握ってもらいました。
「店長さん、エビください!」「店長さんじゃないよ。大将だよ!」と子ども同士でツッコミを入れて大笑いしながら、最高の笑顔でお寿司をほうばり、その子どもたちを見つめる家族も嬉しそうで、病棟中が幸せな空気に包まれました。
いつもは食べない子たちがお寿司をペロッと食べたのも嬉しい出来事でした。
食べ物パーティーをすると、こんなマジックが起こるから不思議です!
子どもたちが食べ終わった後は、お母さんたちやスタッフがお寿司をつまみながらにぎやかに話しました。
この時間が、お母さん同士やスタッフとのつながりを深め、ホッと一息ついて、また頑張ろうと思える力になります。
お寿司を握ってくださったお父さん、すしネタを用意してくださった栄養科のみなさま、ありがとうございました。

(文責 中島)


9月21日~23日 2019J&Mキャンプ

9月21日~23日 2019J&Mキャンプ

 

 台風の影響が心配でしたが、そこはスタッフの中に晴れ女が数名いるので、何とか楽しめました。実は強力な雨男のスタッフもいたために、どっちが勝つか心配でしたが、結果的には日差しもあり、富士山も少しの間、顔を見せてくれました。楽しみにしていたキャンプファイアーは曇り空でしたが、 地面や草が濡れていたり、湿っていたりしていたので断念しました。でも室内でホットチョコやホットワインを楽しみワイワイ、ガヤガヤ楽しかったですよ。いつもお世話になっているキープ自然学校では全校を貸し切りにしていただけ、毎年、色々、お気にかけてくださり、雨が降って外に出られないことがあっても校内でいろいろできるので、企画する側にとっても安心です。そして何よりもお食事がおいしく、野菜嫌いの子どもたちまでがお代わりをする姿にはいつも驚かされます。牛乳もヨーグルトも、バターもとってもおいしいですし、野菜は普段食べているはずのものなのに、まったく違う感じがするのです。
 今年で7回目のキャンプとなりましたが、順天堂の子どもたちやスタッフにまた会えて、おしゃべりしたり、新しいお友達ができたりしました。スタッフにとっては子どもたちの成長ぶりに感激するばかり。これまでは大勢の人たちの前でお話ができなかったのに、今年はしっかりお話をし、大きくなった子どもたちは自分の意見をしっかり言えるようにもなって、頼もしい限りです。
 このキャンプを通して知り合った子どもたちが交流を続け、お互いに支えあえる存在になれそうな、そんな期待もできました。

(文責 井上)


9月18日 千葉県こども病院 第150回記念のアニマルセラピー

9月18日 千葉県こども病院 第150回記念のアニマルセラピー

 

4東病棟で行っているアニマルセラピーは2005年6月15日から始まり、9月で150回の節目を迎えました。

2015年1月の100回記念では、くす玉が割れないまま落ちてしまったので、今回再チャレンジをしようと、ずいぶん前から子どもたちやお母さんたちと作ってきました。
なのに、なんと、本番ではひもを引っ張った時にひもが切れて開かなかったのです。残念!
でも、病棟の外の広いお部屋でワンちゃんたちとのゲームで大いに楽しみました。
借り物競争は速さで競わず、既定の時間に近い子が優勝するというルールや、借りるときのボランティアとのコミュニケーション、多くの人に注目されながらのゲームは、楽しむ、癒される以上に子どもたちの自尊心を育てる一助になっていると思いました。
ミルフィーユの力だけでは、子どもたちにこんなに大きな喜びを届けることはできません。
多くのボランティアの力が子どもたちの闘病生活を明るくし、退院後の生活に良い影響を与えていると実感した時間でした。

初回から14年間もの長い間、訪問日は朝から犬のお手入れをして、どんなお天気の日も、遠くからいらっしゃってくださるボランティアの皆さまにあらためて感謝いたします。 そして、今後も一回一回を大切に積み重ねていきます。

(文責 中島)


8月28日 千葉県こども病院 外来

8月28日 千葉県こども病院 外来

 

船橋で活動している人形劇グループ「ニッキ」の皆さんが千葉県こども病院の外来で公演してくださいました。
初めにニッキのスタッフが楽しい手遊びをすると、子どもたちは自然に舞台にひきつけられ、アドリブいっぱいのパネルシアター「ふしぎなレストラン」と人形劇「アナンシと五」を夢中で観ました。
夏休みも終盤となり、込み合っている外来で待つ間、子どもたちだけでなく付き添っている大人も、響き渡る声と目の前で動く人形を見て、ホッと一息、物語を楽しみました。
汗だくになって演じてくださったニッキの皆さん、ありがとうございました。

(文責 中島)


8月10日 千葉県こども病院 夏祭り

8月10日 千葉県こども病院 夏祭り

 

夏祭りの3日前にお母さんたちの発案で天井の飾りつけを決め、当日病棟に行くと、子どもたちの絵と工作でたくさんの飾りが出来上がっているではありませんか!
そして、お父さんの協力で、廊下の天井や壁いっぱいに飾り付けすると、病棟中がお祭り気分一色になりました。
定番の焼きそばやたこ焼き、かき氷、わたあめを食べ、差し入れの大きなスイカも食べて、もう、おなかいっぱい!
ゲームでは、輪投げや射的でおもちゃをもらい、スーパーボールと水ふうせんすくい、お菓子釣りを楽しむと、両手いっぱいのおもちゃになりました。
夜の花火大会は、普段病棟に入れないきょうだいも一緒に、家族全員で手持ち花火をしたあと、病棟看護師による工夫いっぱい、迫力いっぱいの花火に感動しました。
仕事の合間を縫って、安全で、あっと言わせる仕掛けを考えてくださった看護師の皆さん、朝から焼きそばやたこ焼きの準備をしてくださった栄養科の皆さん、本当にありがとうございました。
子どもたちと一緒に、家族、病院スタッフが協力し合い、この一日を作り上げることができました。

(文責 中島)

夏祭りにお手伝いに来てくださった経験者の永野晃平さんの感想をご紹介します。

私は2010年1月4日(当時9歳)から19か月の間、4東に入院しました。
当時も夏祭りはあったようですが、「ひよこ(注1)」で熱もあり、花火どころかずっと部屋にいて何も食べられなかった思い出があります。ですから、今回が実質初めての参加となりました。
私は入院中4東で34人の友人ができ、普通以上に仲が良かったのを覚えています。
私のような病気になり、孤独で闘病するのはかなりきついと思います。だからこそ、周りの友達に励まされ、一緒に笑って、一緒につらいことも乗り越えられました。
しかし、自分からほかの患者さんと仲良くなるのはかなり難しいと思います。
そんな時に、このようなイベントで「ひとりじゃない」と感じることはとても大切だと思います。
私もミルフィーユの方々や看護師さんたちの企画してくださった沢山のイベントにより友達ができましたし、両親も他の親御さんと親交を深められてとても助かっていたと思います。
生活している環境も違い、入院するまでは関わりのない人々が同じ病棟で病と闘っています。同じ花火を見ることで「絶対治そうね」「治ったらまた花火しようね」と全員が同じ感情になっていると思うと、とても感慨深く、一番うしろでひとり涙ぐんでしまいました。
このような機会を作っていただきありがとうございました。

注1) ひよこ:白血球の数が300以下。感染に対し非常に弱くなっているために、人との接触は医療者や家族(中学生以上)のみとなる。


8月14日 千葉県こども病院 流しそうめん

8月14日 千葉県こども病院 流しそうめん

 

今日のおやつは、4東では夏の恒例、「流しそうめん」でした。
「流すよ~」「来た、来た!」「うわー!残念!」
子どもたちは、おはしやフォークを持って待ちかまえていますが、思いのほか流れが速くてなかなかそうめんをすくえません。
頑張ってすくったそうめんは格別においしくて、口いっぱいにほうばって食べました。
子どもたちの後は、医師も看護師も保育士も、そして、病棟に来ていた理学療法士も、年に一度の流しそうめんを楽しみ、病棟みんなが笑顔いっぱいになりました。

(文責 中島)


7月31日 千葉県こども病院 プラネタリウム

7月31日 千葉県こども病院 プラネタリウム

 

病院にプラネタリウムがやってきました。
病院でプラネタリウムが観られるの?!と思いますよね。でも、観られたんです。
直径4メートルの大きなドームの中で、点滴をしている子も車いすに乗っている子も呼吸器や酸素を使っている子も、寝っ転がったり、すわったりしてみんなで一緒に星を見ました。
初めは地球から星座を眺めているのですが、どんどん空高く昇っていき、近づく火星を押し上げ、木星や土星も通り抜けて宇宙を飛び回りました。
星の解説も面白くてどんどん引き込まれ、あっという間の30分でした。
リクライニングの車いすに乗っている子はドームに入る前は眠そうにしていたのに、中ではしっかり目を開けて目で追っていたそうです。
そして、上映が終わって出てくるとみんな表情が明るくなっているのです!
入院中は外に出られず、星空を見る機会のない子どもたちが、お母さんや病院スタッフと一緒に見た星は一生の思い出になったことでしょう。
星を見た後は自分の星座カードに色を塗り、オリジナルのカードや地球ゴマを作りました。

今回の企画は、長期入院している子どもたちに「星を介して人と人をつなぎ、ともに幸せをつくろう」という想いで病院にプラネタリウムを届けてくださっている「星つむぎの村」、小児がんの子どもと家族を支援してくださっている「ジャパンハート」、「シスメックス株式会社」、大切な思い出作りのための外出支援をしている「願いの車」とミルフィーユが力を合わせて実現しました。
ほとんどのスタッフは当日初めての顔合わせでしたが、「子どもたちに喜んでもらいたい。笑顔になってほしい」という想いが作り出す和やかな雰囲気の中で、子どもたちやご家族に素晴らしい体験をプレゼントしてくださいました。
ご協力してくださった皆さん、本当にありがとうございました。

(文責 中島)


7月17日 千葉県こども病院 人形劇

7月17日 千葉県こども病院 人形劇

 

年も人形劇団「なんだろな」に来ていただき、「へっこきよめさま」と「はらぺこあおむし」を観ました。
「なんだろな」は25年前から人形劇団として活動をはじめ、こども病院では、15年間公演を続けてくださっています。
お嫁さんがおならで船を動かしたり、柿の実を落としたりと、ちょっと恥ずかしけど、ユーモアのある喋り口調でクスッと笑ったり、鮮やかな黄緑や赤の傘を大きくなったあおむしに見立てて舞台全体を動き回り、きれいな蝶になったときは、大人もこどもも「うわー、きれい!」と圧倒されました。
いつもおとなしい小学生の男の子が声を上げて笑っている姿を見てお母さんも嬉しそうでした。
長い闘病生活の中で心から笑える時間は、成長している子どもたちにとっても、大きなストレスを抱えている家族にとっても貴重です。
ゲームやDVDで過ごすことが多くなってしまう入院生活の中に、手作りの人形や色鮮やかな背景、抑揚のある生の声で演じる人形劇を届けてくださった「なんだろな」の皆さん、ありがとうございました。

(文責 中島)


6月8日 千葉県こども病院 父の日 餃子・おにぎりパーティー

6月8日 千葉県こども病院 父の日 餃子・おにぎりパーティー

 

今年の父の日メニューは、久しぶりに餃子にしました。「餃子の時はやっぱり白ご飯でしょ!」ということで、おにぎりもつけました。
そこで頭を悩ませたのが、餃子の具です。餃子の具は生のひき肉を使うため、感染を考えると子どもたちには触れさせられません。そこで、大人がひき肉の具を包み、子どもたちはポテトサラダを具にして餃子の皮に包みました。
子どもたちにポテトサラダを具にする理由を説明すると、すんなりと納得しました。
ほとんどの子どもやお父さんは餃子の皮を包むのは初めてで、栄養科スタッフやお母さんに教わりながら作っていると、だんだんヒダが上手に作れるようになり、終わり頃にはとても上手になって立派な餃子が250個できあがりました。
次はおにぎりです。おにぎりを握ったことが無い子やお父さんは、お母さんたちの手つきを真似て作り、大きなおにぎり、小さなおにぎり、様々な形のおにぎりがたくさんできました。
餃子やおにぎりを作っているテーブルでは、初めて会うお父さん、お母さんもいる中、和やかにおしゃべりしながら、ゆったりとした時間が流れてとても良い雰囲気でした。
廊下に机を並べてみんなで子どもビールでカンパーイ!
その後、「ありがとう」の気持ちを込めて、プラバンで作ったキーホルダーをプレゼントし、おにぎりをほうばり、ポテトサラダ餃子も美味しくいただきました。
このイベントで他にも嬉しい出来事がありました。
入院して間もなくで、病院食をほとんど食べられなかった子が、餃子はおかわりして6個も食べたのです!これには、御両親、病院スタッフも大喜びでした。
行事の時はこんなうれしいミラクルが起こるので不思議です・・・
入院中は、仕事と家事、病院の付き添いで家族が一緒に過ごす時間も大勢で食卓を囲んで話す機会少なくなります。今日のように、御両親、子どもたちが集まって、ゆったりと話す時間が心の癒しになると嬉しいです。
お父さん、これからもお仕事、頑張ってください!

(文責 中島)


5月31日 千葉大学医学部付属病院小児科 人形劇

5月31日 千葉大学医学部付属病院小児科 人形劇

 

 千葉大学医学部付属病院小児科に行ってきました。
学童保育支援活動を40年以上も継続している「豆の木」の皆さんと一緒に、頑張って治療に向かっている子どもたちに楽しいひとときをプレゼントしたのです。今回は「豆の木」の中の人形劇グループ「ニッキ」による本の読み聞かせ・ペープサート、そして人形劇です。
 今回の参加者は少数でしたが、子どもたちだけでなく、一緒に参加した大人たちも話の中に吸い込まれているかのような表情で楽しんでいました。
 治療は本当に辛いことが多く、中でも、子どもたちにとって何よりも辛いのが、それまでの生活とは全く違う毎日を送らなければならないことです。治療中は免疫力が低下し、そのために長期間、入院生活をしなければならず、友達や家族とも会う機会が極端に減ります。いつもだったら普通にしていたこと、学校は勿論、スーパーでの買い物、遊園地や動物園、人が集まる所には行けません。このような隔離生活が、心身ともに成長発達している過程にある子ども達に及ぼす影響をできる限り軽減しようと、ミルフィーユでは千葉県内の各治療施設を訪問しています。日常生活が非日常となっている入院生活に日常性を少しでも取り戻せればという願いからです。

(文責 井上)


5月9日 千葉県こども病院 母の日

5月9日 千葉県こども病院 母の日

 

今年の母の日はビーズの指輪を作りました。
毎年来ていただいている講師の中村さんは子ども病院で3回治療したCCS(小児がん経験者)で、病棟スタッフとも顔なじみです。
10種類以上の指輪の見本からプレゼントしたいデザインを選び、手作りの説明書を見ながらビーズの小さな穴にテグスを通します。小学生の男の子は黙々とひとりで2個目を作り上げて満足そうでした。
治療による脱毛を心配している女の子に中村さんを紹介して、「髪が抜けてもこんなに素敵な髪が戻るのよ」と話すと、つやつやで真っ黒なストレートヘアをじっと見てから、大きくうなずいていました。
この出会いで女の子はどれだけ勇気をもらえたことでしょう!
子どもたちも家族も、アクセサリー作りで気持ちがほぐれ、元気になったCCSに会えて大きな希望をもらえました。
次に中村さんの感想を載せます。

(文責 中島)

「母の日におもうこと」

 当時13歳だった私は急性骨髄性白血病を発病し、化学療法を受けていました。
毎回抗がん剤の副作用は強く現れ、数日間嘔吐し続ける私の背中を一生懸命にさする母がいました。『さする』というと苦痛を和らげるために軽く摩擦する程度ですが、本当をいうと、母は私の背中に力強く手を押し当ててゴシゴシと痛くなるくらい『こする』といった具合でした。さらに、こすりながら『頑張れ頑張れ』 と言うので、これ以上頑張れる状態ではないのに無茶なことを言うなぁ、、、とイライラしたものでした。
 でも、当時、頑張ればどうにかなる状態ではない私を目の当たりにした、母の悲しみや苦しみにふれた瞬間であったのだと思います。私の中に、確かに何かを残したようで、今でもあの場面を思い出すことがあります。私を救おうとした母が自分自身に、『頑張れ頑張れ』と言いながら、ありったけの力で背中をさすることで確固たる決心をしてくれていたのだろうと、今になってから伝わってきます。
 あれから30年経ってしまったけれど、『おかあさん あのときはありがとう』を伝えたくなる日です。
 さて、毎年恒例となった母の日イベントに今年もアクセサリー講師として参加させていただきました。今年は指輪作りを体験してもらいました。小さいビーズをテグスで編んでいくのは根気がいるのですが、みんな最後まで集中して頑張りました。
出来上がった指輪は、日ごろお世話になっているかたへ渡します。
 贈られた指輪を手にした方たちは、子どもたちが普段秘めている『ありがとう』を感じ取ったことでしょう。
 入院中、病気は受け入れて向き合っていくしかないのだとわかっていても、入院していることによって好きなことを奪われたりしていくことが辛く、痛い検査や治療に耐え続けているうち、負けそうな気分になり落ち込んでしまったことがありました。そんなときは、周りの人の言葉も重荷となり、善意に囲まれていながら境界を感じてしまう自分が嫌になりました。でも、そのようななかでも、誰かのために、何かのために頑張りたいという、その気持ちを大事にしていきたいという願いは強かったです。

 きっとみんなぐったり疲れてしまったかと思いますが、今日の限られた短い時間で、誰かのため、何かを伝えるために集中してものづくりをしたことが、それぞれの思い出の一日になったらよいなあと思います。

(文責 中村)


千葉県こども病院 ひなまつり

千葉県こども病院 ひなまつり

 

病院内の改修工事が2月中旬から始まり、感染しやすい子どもたちが工事のちりやほこりの影響を受けないように日中は自室内で過ごす期間が続いています。
残念ながら予定していたひなまつり行事もできなくなってしまったため、病棟外の広い部屋で遊びとおやつバイキングをしました。
おやつバイキングは「食育」のひとつとして、選ぶ楽しさに加えて普段食べているお菓子のカロリーや塩分・脂質などを考えながら選ぶ目的で行っています。
いつものように栄養科スタッフがいろいろなお菓子を並べて金額に見立てたカロリーを表示し、子どもたちは自分のおやつのカロリー分(80~120カロリー)の金額を持って好きなおやつを選びます。毎回甘いお菓子より、しょっぱい系のお菓子の人気が高く、今回もガリガリ君やおせんべいがダントツ人気でした!
そしてひなまつり恒例になったお内裏様とお雛様の写真撮影です。
小中学生は恥ずかしがって撮らなかった子もいますが・・・お母さんやスタッフと一緒に楽しく撮りました。
感染症が流行っている冬や今回のような工事の関係で長期に部屋から出られない日が続くと、子どもたちは欲求不満で機嫌が悪くなり、便秘や筋力低下で転びやすくなるなど治療にも影響が出てきます。
狭い部屋から解放されて嬉しそうにはしゃぎ回る子どもたちはとても生き生きしていました。これからもできるだけ運動できる機会を作っていこうと思います。

(文責 中島)


2月25日 成田赤十字病院 バレンタインデーのチョコ作り

千葉県こども病院 ひなまつり

 

 成田赤十字病院でバレンタインチョコレート作りをしました。インフルエンザなど感染症から子どもたちを守るために実施を遅らせていましたが、ようやく自室で個々に作ることができました。
 今年は鈴カステラに溶かしたチョコレートをかけて、思い思いのトッピングをするという、初めての試みでした。
子ども達もお母さん達もコロっと転がる鈴カステラに、悲鳴?歓声?をあげながら楽しく作ってもらえたようです。
 チョコレートが固まるのを待ちきれず、ペロっと食べて、「おいしかった!!」と言う子。用意したラッピング袋に自分の作ったチョコレートを入れて、お父さんに、兄弟にあげると言う子。
 ほとんどのお子さんはご家族が来ているのですが、私たちが来るのを一人で待っていてくれたある子は「お父さん、夜、来てくれるんだ」と言いながら、ちょっと寂し気でした。そこで「一諸に、お父さんにチョコ作ろうか?」と声をかけチョコレート作りを手伝いました。出来上がると男の子は満足気な表情。きっとお父さんも、喜んでくれるでしょう。  このように家族から離れた生活を強いられても頑張る子ども達に、逆に元気をもらうのが私たちの活動の原動力となっていることを実感しました。

(文責 高橋)


2月13日 千葉県こども病院 バレンタインデーのチョコ作り

2月13日 千葉県こども病院 バレンタインデーのチョコ作り

 

今年も恒例、バレンタインデーのチョコレートを作りました。
お母さんたちと栄養科スタッフがチョコレートを刻んで溶かしたあと、子どもたちはチョコレートを小さなカップに慎重に入れていきます。
ミルク、ストロベリー、ホワイトチョコレートのうち、どのチョコを選んでカップに入れようかと迷っている子やお母さんと一緒にチョコを作ることがうれしくてはしゃぐ子どもたちの微笑ましい様子を見てお母さんたちも嬉しそうです。 白血球が少なくお部屋から出られない子も朝から楽しみに待っていて、エプロン、三角巾を着けてお母さんと一緒に作りました。今日退院予定の子もみんなでチョコレート作りをしてから退院していきました。
カラフルなトッピングをして出来上がったチョコは、1個だけ食べて残りをプレゼントするために、両親、きょうだい、おじいちゃん、おばあちゃんの顔を思い浮かべながら袋に入れました。もちろん、子どもたちから担当医師にもメッセージ付きのチョコをプレゼントしました。最高においしいチョコレートでしょうね!
入院中に活動できる範囲は病棟内となり外泊中も外出はできず、食べ物、遊びなどすべてが制限された生活になります。
そんな中で、チョコレート作りのような家族や仲間と一緒にできる行事、何より食べ物を作る行事は大きな楽しみでみんなが笑顔になります。
そして、病棟に来られない家族にもチョコと一緒に楽しい気持ちが届いたと思います。

(文責 中島)


1月31日 千葉県こども病院 豆まき

1月31日 千葉県こども病院 豆まき

 

この季節はインフルエンザや風邪などの感染症予防のために「自室隔離」になると、トイレ以外は部屋から出られなくなります。
残念ながら今年は自室隔離になってしまったため、スタッフが扮した青鬼と赤鬼が各部屋を回って豆まきしました。
小さな子は初めて見る鬼が怖くて大泣きしましたが、スタッフに隠れながら頑張って新聞紙で作った豆を投げました。そして、部屋から出られず退屈していた小学生は鬼が部屋に入って来たとたん、部屋中を走り回って豆を投げて猛攻撃!追いかけられた鬼はへとへとになって退散しました。
身体を動かすことは気持ちの発散だけでなく治療の効果を上げる助けになります。
自室隔離でも豆まきで身体を動かした子どもたちは清々しい気分で節分を終えました。

(文責 中島)