10月27日 千葉県こども病院 ハロウィンのお買い物
患者家族への支援
2022.10.27
千葉県こども病院の子どもたちがショッピングセンターでハロウィンのお菓子を買いました。
病棟の子どもたちが遠隔操作ロボット・temi(テミ)を動かして、好きなお菓子を選びたかったのですが、電波状況が悪く、temiの画面の映像と声は届くものの、動きが途切れてしまうため、ビデオ通話に切り替えての買い物となりました。
選ぶお菓子は、病棟医師と相談して、治療と夕食に影響がないよう300Kcal以内とし、こどもたちは画面越しにカロリーと味つけをひとつひとつ吟味して、迷いながら選びました。お買い物が終わると、買い物中にそばで見守り、「新商品だよ」と教えてくださった、イオン鎌取店のスタッフの方にお礼を言いました。
すぐにお菓子を病院に届けたあと、こどもたちはおいしく食べられたかな・・・
後日、子ども病院のナースから聞いた話をご紹介します。
ひとりの幼児が、たくさんのお菓子が映し出された画面を笑顔で見ながら、「アンパンマン、チョコレート、てんてきがんばる」と話し、ほかの子どもたちも、棚のお菓子を見て、少女漫画のように目がキラキラしていたそうです。
「たったひとつの小さなお菓子が治療を頑張れるもとになっているのかとうれしくなり、学びになりました」と、ナースから連絡をいただきました。
病棟の様子がわからず、ひたすらお菓子を選んでいた私たちミルフィーユスタッフスタッフにとって、何よりうれしいお知らせでした。
コロナで、家族との面会制限や病棟内での患児・家族同士の交流制限、社会とのかかわりも激減した中での長期の入院生活の影響が心配です。
入院中の子どもたちの将来のために、これからも、ミルフィーユができることを探しながら活動を続けていきます。
当日、お忙しい中、見守ってくださっていたイオン鎌取店のスタッフの皆様、ご協力いただきましてありがとうございました。(文責 中島)