11月25~27日小児がん学会に参加しました
患者家族への支援
2022.11.28
11月25~27日までの3日間、虎ノ門ヒルズと最終日はオンラインで、日本小児血液・がん学会と小児がん看護学会、がんの子どもを守る会が年に1度合同開催している学術集会にミルフィーユスタッフ4名で参加してきました。
会場の虎ノ門ヒルズはとてもエレガントな雰囲気で、クリスマスにピッタリのドラえもんサンタが迎えてくれました。
コロナ感染拡大のため、3年ぶりの会場での開催には多くの医療関係者や家族会の方々が参加していて、活動中止でぱったりと会えなくなった医師や看護師に久しぶりにお会いしてご挨拶することができました。(病棟看護師さんとの記念写真を掲載)
がんの子どもを守る会の絵画展の隣に、壁をたくさんの風船で飾り、楽しそうな雰囲気の場所にクリニクラウン(道化師)がいました。クリニクラウンは全国の病院を訪問して一緒に遊び、子どもたちを笑顔にする活動をしています。ミルフィーユスタッフの子どもたちも入院中に楽しませてもらったのだと知り、とてもうれしく、楽しくおしゃべりしてきました。
記念に赤い鼻をつけて、パチリ!
偶然、テレビ番組がクリニクラウンの撮影中で、ミルフィーユスタッフとのやり取りがテレビ放映されるかもしれないとのことです。
興味のある方はご覧ください。
12月17日(土)4:50~5:20 テレビ朝日 「テレメンタリー」
千葉大でBEAMを使ったお買い物などの活動を医学部の学生がポスター発表していましたので、写真でご紹介します。
学会に参加して、長期フォローアップや成人移行期支援、抗がん剤治療の暴露対策、小児がん経験者の体験談発表など、幅広いテーマの講演を聴講してきました。
ミルフィーユとして今後もより多くの知識や情報を取り入れて、小児がん経験者・家族の助けとなる情報を発信していきたいと思います。(文責 中島)
スタッフの感想を紹介します。
今回初めて学会に参加しました。
今年度のテーマは「小児がんの子どもと家族を支える和」と題して開催されました。
多くの発表演題から自分が興味のある演題を選択して当日は渡り歩くわけですが、小児がん経験者の私にとっては、その選択をすることも自身をみつめなおす良い機会となりました。
ケア検討委員会企画の「子ども・家族中心ケアを考えよう ~抗がん薬治療を受ける子どもと家族が安全に安心して生活できるための曝露対策について~」では、自身も発言することで研修に参加するワークショップの形式でしたが、私は小児がんの治療を25年前に終えていることもあり、曝露対策のことについて全く無知でした。知らない内容で参加できるか心配でしたが、いざはじまると医療従事者のさまざまな立場からの意見を聞き、深いところまで触れることができ、知ることで自然と自分の考えを発言することができました。
学会に参加することで、正しい情報の収集と学びを深め、より広い視野を持つことにつながりました。(文責 中村)
三日間のうち一日だけ参加させて頂きました。参加して感じたことは、小児がんといっても発症年齢、性格、環境、治療内容、一人一人違うので、本当に様々な問題があることを知りました。そして必要な支援や協力を得るには患者だけの力では限界があり、周りの人達に小児がんについて正しく理解してもらうことが非常に大切だと思いました。そういった意味でもミルフィーユの役割は重要なものになってくると思いました。入院中お世話になった看護師さん、クリニクラウンさんにも再会出来、とても有意義な一日となりました。(文責 金子)