ベルギー大使館でのミルフィーユ紹介
患者家族への支援
2023.03.13
ベルギー大使館でミルフィーユの活動を紹介してきました。
3月13日、大使館に行く道すがら、桜の花が咲き始めているのを見つけました。お天気は曇り空でしたが、それでも淡いピンクの美しい桜の花びらを見てなんだか急に楽しい気分になったのを思い出します。
この日は大使とお話ししながら昼食をいただき、その後、ベルギーからいらした医療機器関連、病院建築関連、医師、看護師、ソーシャルワーカーなど総勢20名以上の方々に向けて、日本における小児がん闘病の現状、ミルフィーユの活動についてお話する機会を設けていただきました。
ご存じのように“ドラッグ ラグ”問題を主とした小児がん対策国民会議についてもお話ししたのですが、皆さん、身を乗り出して聞き入ってくださいましたし、質問もたくさんいただきました。特に感染症予防のために社会から隔絶された生活を余儀なくされること、そのために心身ともに成長過程にあるこども達への心理社会的な影響がどう及ぼされるのか、それに対してどんな活動をしているのかなど、医療とはあまり関係のないお仕事の方までが質問をして下さったり、アドバイスをくださる方々もおられ、本当に良い時間を過ごせたと思います。
先月、同じベルギーでのある会合(小児がん関連)にオンラインで参加したときにも感じましたが、医療関係者でなくても、支援団体の一員でなくても、病気のこどもを持ったことのない方であっても、未来を背負うこども達のためにと、真剣に話し合っている姿を見て、私たちもこうありたいと勇気づけられた次第です。
日本では、今、小児がん闘病の様子が変わろうとしています。治療薬だけでなく、社会に不安なく戻れる環境作りにも関心が持たれ始めました。ミルフィーユもこども達の将来をしっかり見据えた活動を続けてまいりますので、ご支援、そしてアドバイスなどいただけましたら嬉しいです。 井上富美子