8月30日 千葉県こども病院夏祭り
患者家族への支援
2023.08.30
灯ろうをみんなで作って飾り、夏祭りのポスターも描いて、待ちに待った夏祭りです。
「今から夏祭りをはじめます。これから誘導するのでお部屋で待っていてください♪」の放送がかかると「やったー!」の声が。
夏祭りらしい音楽が流れる中スタートしました。
コロナ感染予防として、夏祭りの参加は子どものみ。
急ぎ足でプレイルームまでくる子や、待ちきれずお部屋の前でスタンバイする子もいました。
子どもたちは部屋ごとにプレイルームに行き、魚釣り、輪投げ、ヨーヨー釣りをします。
輪投げを成功させ大喜びで走り回ったり、魚釣りで沢山釣り上げ、とても満足そうな顔でおもちゃの景品をもらい、お部屋に戻って行きました。
わが子が楽しそうに遊んでいる姿を見て、涙が止まらないお母さんもいました。
普通に生活していれば当たり前の出来事が、小児がんで入院すると、当たり前ではなくなってしまうのです。
そして、夏祭り、第二弾のお楽しみ!
栄養科さんが作ってくださった、焼きそば、たこ焼き、チョコバナナ、綿あめが登場。
治療の影響で脂質制限食をよぎなくされたり、吐き気で食べられないこともありますが、今日はいつもと違うお祭りメニューで、子どもたちは食欲全開です。いつも野菜はもやししか食べないのに、焼きそばの中のキャベツを食べられた子もいました。
普段は治療と向き合う生活の子ども達ですが、今日は楽しい日常を取り戻したようで、ボランティアも嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
感染状況が落ち着かない中、夏祭りの計画をたて、開催してくださった病棟スタッフのみなさま、お忙しい業務の中で、カロリーや脂質計算をして、夏祭りの調理をしてくださった栄養科のみなさま、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。