9月9日 千葉ポートタワーのライトアップ

患者家族への支援

2023.09.09

  • 9月9日 千葉ポートタワーのライトアップ
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9月は世界的な小児がんの啓発月間です。小児がんを知ってもらうため、シンボルカラーの「金色」で名所やシンボルをライトアップしたり、金色を身に着けて、子どもたちの支援を呼びかけます。
ミルフィーユでは、今年も千葉ポートタワーをライトアップして、JCCG主催のグローバル・ゴールド・セプテンバー・キャンペーン(GGSC)に参加しました。
前日の台風で天候を心配しましたが、当日は良いお天気のもと、実施することができました。

第一部のイベントは35名が参加して、小児がんと闘う子どもたちに想いを込めて、ひとりひとりが絵を描いて灯ろうを作りました。その後は、千葉県国際交流センターの外国人講師の方が、出身地のパキスタンやペルーの街の様子や暮らしの映像を見ながらお話ししてくださり、生活の違いに驚きながら楽しく学びました。

第二部のポートタワーには総勢50名以上の小児がん経験者家族、医療関係者、応援団のみなさんが駆けつけてくださり、千葉市保健福祉局長はじめ、4名の千葉市の行政の方がいらしてご挨拶をいただきました。
千葉県こども病院や千葉大学附属病院、成田赤十字病院に入院中の患児・ご家族が作った灯ろう70個を飾り、YouTube中継で、ポートタワーに集まった経験者の子どもたちやご家族からの想いを伝え、最後に、全員で「ひとりじゃないよ。みんな仲間だよ!」と、全国に呼びかけました。

普段では聞けないお話を提供してくださった千葉国際コンベンションビューローのスタッフの皆さま、灯ろう作りにご協力下さいました病院関係者の皆様に感謝申し上げます。

今年のテーマは「 復学支援」でした。
長期入院している小児がんの子どもたちにとって、学校生活や友だちとの関係は非常に大切です。そこで、ミルフィーユでは、入院中に原籍校との交流が途切れないよう、学習支援ロボットkubiの利用を進めています。
kubiにタブレットを載せると、タブレットにアバターの顔や患児の顔(選択できます)が映って、上下左右に動きます。そのkubiを患児のクラスの教室の机に置いて、病室と教室をオンラインで結んで、病院にいる患児がパソコン操作でkubiを動かすと、授業やホームルームに参加できる仕組みです。
希望する方、ご興味ある方は、おためしでお貸しいたしますので、ぜひご連絡ください。

☆参加したお母さんからのコメントをご紹介します。
・久々に仲間に会えて元気をもらえました。
我が家は退院したけれど、まだ入院中のお友達もたくさんいるので、その想いを伝えたくてライトアップイベントに参加しました。
入院中のお母さんや子どもたちが一生懸命、思いを込めて灯ろうの絵を描いていたのを知っているからこそ、その想いを届けたくて、YouTube中継でメッセージを送りました。

・昨年のライトアップの際は入院していた娘が、「いま、にゅういんしてがんばっているおともだちがはやくげんきになって、たいいんできますように」と祈っていて、参加してよかったと思いました。
(文責 中島)