富山大学学術研究部医学系小児科学講座　教授　今井千速先生をお迎えして、
「小児がんの治癒を目指して：分子標的薬や細胞製剤を中心に」をテーマに講演をしていただきました。
公開講座はコロナでお休みしていて、4年ぶりの実施となります。
CAR－T細胞を用いたがん免疫療法や分子標的療法など、小児がんに対する抗がん剤の新しい治療法について学びました。
新しい治療法では、従来での治療が難しいと言われている患者にも使うことができ、副作用も少ないと聞き、あらためて薬剤療法の開発が進んでいることを感じました。私たち家族には理解が難しいところもありましたが、闘病中の子どもたち・経験者が、合併症の出現や再発があっても、日々、治療方法が進化して希望が持てるのだと思え、明るい気持ちになりました。会場には医師や看護師など医療従事者の参加者が多く、質疑応答も活発にされ、有意義な講演となりました。（文責 中島）