メロンパンとマジックショウ―
患者家族への支援
2014.05.14
パンはバターロールとねじりパン、そしてメロンパンを作りました。病棟中がパン屋さんのような香りで一杯です。パン生地をねかせ発酵させている間、不思議なハンバーグを子どもお料理教室の先生が作って下さいました。「たったの10分で焼き上げますよ」と、何と20人分ぐらいの大きさのハンバーグをフライパンの上にのせて、焦げ目をつけ、裏返して蓋をして…、それから特製ソースを加えて、本当に10分でふんわりと、おいしいハンバーグを作ってくださいました。大人の顔よりも大きなハンバーグができたのです。不思議です。どうして?と皆が思っている間に、それまでパン作りのお手伝いをしてくださっている方がマジシャンに早変わり。いろいろなマジックを見せてくださいましたが、なかでも、本当に???なマジックには皆が驚きました。どんなマジックかというと・・・・・、
一緒に見ていた院内学級の先生のお一人に「先生、靴をかしてくださいませんか」と、先生の真新しいスニーカーを片方借りると、マジシャンは、いきなり、その中に牛乳を入れ、卵を割りいれ、粉とお砂糖も加えて・・・・。靴を貸した先生は「ええっ?大丈夫?」と、心配した顔で見つめています。でもマジシャンは全く気にせず、ちょっと振りました。そして「せっかく貸してくださったんだからお礼しなくちゃ」と言いながら、靴の中からカップケーキを出したのです。靴の中はぬれてもいないし、きれいなままです。すぐそばで見ていた子どもたちもご家族もびっくり。出来立てのメロンパン、そしてハンバーグを食べながら、「どうやったの?」「どこかに隠したんでしょ。」「でも靴にミルク入れたの見たし…。」と話は尽きませんでした。