千葉県こども病院 恒例秋の大運動会
患者家族への支援
2015.11.23
今年も、ワイワイ運動会をしました。入院中でもできるだけ普段の生活に近づけたい! これが病棟全体の願いです。
子どもたちも楽しみにして、運動会開催のポスターを作って病棟内に貼ったり、看護師の皆さんは、どんなことをしようか、そして何を揃えたらいいのかと、仕事の合間を縫って考えてくださいます。
当日は家族そろって運動会に参加。ちょっと歩いたりするのは、今は無理というお子さんも車椅子に乗って参加しました。
まずは仮装競争。3か所におかれたグッズを集めて身に着けゴールを目指すのです。最初は何に仮装するかを支持したカードを選びます。そしてその指示に合った衣装を3か所で選び身に着けるのです。看護師さんになったり、赤ちゃんになったり・・・。いろいろな人に化けました。
次はパン食い競争ならぬ“お菓子食い競争”。ビニール袋に入れたお菓子を紐にぶら下げ、子どもたちが手を使わずにとってゴールを目指します。治療の関係でお菓子なら何でも良いという訳にはいかないのですが、その点は看護師さんがきちんと考え、医師からOKが出たものをそろえました。それから風船割り競争。椅子においた風船の上に座って割るのです。簡単そうで、これがけっこう、難しい! せっかく割れてもその音の大きさにびっくりして泣き出す子も。でもゴールで待っている他の子どもたちや家族に頑張ったと褒められ、ご機嫌が直りました。
1枚の大きなパンツを二人ではいてゴールへというゲームもありました。“転ぶのじゃないか”と心配しましたが、お互いを気遣いながらちゃんとゴールにたどり着けました。その他、手に持ったバットを軸にしてぐるぐるまわり、そのあとゴールまで行くゲームや、段ボールで作ったキャタピラーの中に入ってゴールまで競争するゲーム、そして医師や看護師の皆さん、お母さん方などの参加した腹筋競争。これは見ているだけで疲れました。楽しい時間はあっという間に流れ、その後は皆でお菓子食い競争で勝ち取ったお菓子をいただきました。
今夜はきっと、皆ぐっすり眠れるでしょう。