5月10日 母の日
患者家族への支援
2015.05.10
今日は母の日。
こども病院でビーズのブレスレットを作りました。
実は、ずっと前に闘病して、今はとっても素敵な社会人になっているお嬢さんが毎年ビーズのアクセサリーをデザインしてきてくれるのです。
ブレスレットは、あらかじめ、色とりどりの細かなパーツをたくさん作って持ってきてくれるので、それをフェルト様の細い紐に通して作ります。
テーブルにビーズが並べられると、お母さんも子どもたちも目が釘付けで「かわいい!お母さんにはどの色がいいかな?」「迷って決められないよ。どうしよう。」「ねえ、この組み合わせは合うかなあ?」と大興奮。小さな子どものお母さんたちは、自分でパーツを選んで作るので目が真剣そのものです。やっぱり女性はきれいなものが大好きです!
男の子も女の子もお母さんとお揃いで作ったり、お父さんが、家でお留守番しているお姉ちゃんとお母さんに作ったりしました。先生や看護師さんも楽しい雰囲気が気になるようで、時々顔を出して出来上がりを眺めていきます。
お店に並べても引けを取らないほどかわいくて、世界にひとつだけのブレスレットができあがりました。
作り終わったときは、「肩が凝っちゃった。」「集中した!ほんとに楽しかったね~」と、病棟中が満足感いっぱいで、いつも緊張している気持ちもゆるんでいるようでした。
渡す相手を想いながら・・楽しくって時間を忘れて没頭する・・。
この時間が、元気を取り戻して明日への生きる力になっていくんですよね。
片づけが終わった後は、子どもたちやお母さん、沖本先生、ミルフィーユのスタッフがブレスレット作りを教えてくださったお嬢さんを囲んでおしゃべりしました。お母さんたちは経験者のお嬢さんに会って退院後の生活や本人の気持ちを聞くことができて、心配でいっぱいの気持ちが少し楽になり、笑顔でお別れしました。
今日作ったブレスレットが普段は離ればなれの家族や病棟のみんなの想いをつなげてくれると最高です!