9月17日~19日 2016J&Mキャンプを開催しました
患者家族への支援
2016.09.17
今年のキャンプは千葉県香取市にある小見川少年自然の家で行いました。
茨城県と千葉県の境にあり、すぐそばに川がながれていて、周囲はぐるりと見渡すことができる景色の良い場所にあります。
今までは清里でしたが、すこしでも参加しやすいようにと今年は小見川少年自然の家で行い、102名の参加者が集まりました。
今回の目玉は、カヌー体験です。ヘルメットとライフジャケットを着用し、パドル(水をかくための先端に大きな楕円の板がついた棒)を持ってカヌーに乗り込みます。ほとんどの人が初体験で、思うように進まず壁にぶつかり、濡れてビチョビチョになりながら夢中でこぎました。カヌーをこぐより「かえる取り」に夢中になっている子もいました。
そして初めての企画は、「生ポケモンGO!」です。夜、暗い広場でピカチュウの着ぐるみやほかのポケモンに変装したスタッフを見つけて、紙ふうせんを当てるとシールをもらいます。ポケモン全員からシールをもらって終了になります。 思いっきり暗い中で走り回ってシールを集めた子どもたちは、得意顔で「楽しかった!」と言って帰ってきました。
恒例のお楽しみ会は、出し物が決まると、各々がカラービニールやおりがみ、段ボールを使って慣れた手つきで手際よく衣装や小物を作っていました。お楽しみ会の出し物を去年から考えていたという子もいるくらい楽しみにしているプログラムです。 一人一人が主役で堂々と発表ができ、恥ずかしくて言葉が出ないときもみんながあたたかく見守り、なりきる姿にはお腹を抱えて笑いました。今年も大成功でした。
他にもプラネタリウム鑑賞や七宝焼き、夜は少し、親同士や若い経験者が集まって話をしました。
施設内での制約が多く、設備も万全ではありませんでしたが、体調を崩した子どもも医師や看護師スタッフの協力で事なきを得て、事故もなく、なんとか雨も降らず予定したプログラムをすべて終えることができました。
治療した病院は違っても、病気を経験した本人や家族が心置きなく集い、元気をもらえるキャンプを来年につなげていこうと思います。
ご協力いただきましたすべての方に感謝いたします。ありがとうございました。 また、来年お会いしましょう!