12月14日 こども病院 クッキー作り
患者家族への支援
2016.12.14
今日は栄養科さんにお手伝いしていただいて、久しぶりにみんなでクッキーとたまごボーロを作りました。
明日病棟に訪問してくださる今江選手にプレゼントするためです。 昨年、今江選手が訪問してくださった時にクッキーが大好きだとおっしゃっていたのでみんなで作ることにしました。
作るからには、子どもたちも食べたいのですが、治療の関係で脂質制限のある子はクッキーが食べられません。そこで脂質制限のある子でも少しは食べられるたまごボーロを栄養士さんが提案してくださったのです。
たまごボーロは初めて作りました。慎重な手つきで卵を割って卵白と卵黄に分けるときは無事全員成功!周りで見ていた子どもたちやお母さんも思わず拍手!
みんなで小さく丸めてオーブンで焼くと、さっくり、ほろほろと口の中で溶けて、小さい時に食べていたたまごボーロの味でした。
たまごボーロで使わなかった卵白を「もったいないね」と子どもたちが言い、卵白と砂糖でメレンゲを焼こう!ということになりました。すごく時間をかけてやっと泡立ったメレンゲを焼いたのですが、残念ながら焦げてしまいました。
クッキーの生地は、室温で柔らかくしたバターに少しずつ砂糖を加えて混ぜるときは、重くてみんなで交代しながら作りました。
焼きあがったクッキーとたまごボーロをプレゼント用の瓶の形の容器に詰めて出来上がり!そのあとは子どもたちが美味しく食べました。
今日のクッキー作りは楽しいことはもちろんですが、脂質制限のある子のために代わりの食べ物はないかと考えたこと、制限のある子自身は治療のために我慢することや、みんなが自分のためにたまごボーロを作ってくれたことへの感謝の気持ち、年齢を超えて協力しながら作ること、もったいないから卵白を使って何か作れないか?と考えて実行できたこと、そして、なにより、明日来てくださる今江選手のために最高のプレゼントを準備できた喜びを学ぶことができました。