2月2日 帝京大学ちば総合医療センター訪問
患者家族への支援
2017.02.02
帝京大学千葉総合医療センター小児科を訪問しました。
病棟に入ると、スタッフのみなさんがにこやかに迎えてくださり、お部屋では2歳の女の子とご両親が待っていてくださいました。 何で遊ぼうかと考えて、子どもたちが大好きな砂場遊びセットを持っていき、ベッドで広げると、初めはなんだろうと見ていましたが、たちまち砂を握ってカップに詰めて遊び始めました。
ご両親は「病室で砂遊びができると思わなかった」と、とてもよろこんでくださいました。
実習中の担当学生さんが一緒に遊んでくれている間、ご両親とお話をし、「入院して4か月が経ち、やっと周りのことが見えてきたのですが、24時間付き添いのため医師からの情報以外で、ネット上のブログを読むと悪いことばかりが書かれていて不安が募ってしまったり、周囲の人に話したほうが良いのか、ほかの経験者の方はどうしているのかも聞いてみたい・・・・」など、入院してからの想いをうかがいました。
「私の子どもも同じ病気で闘病し、母親としての不安や焦りで押しつぶされそうになっていたけれど、今は子どもも成人し、ここに伺うことができています。明るい日はきっと来ますよ。一緒に頑張りましょう。」とお話しすると、安堵の表情を見せてくださいました。
10月の3歳の誕生日にケーキでお祝いしたい。感染の問題でまだ生クリームは無理かもしれないけど、普通の子が食べるケーキに近いケーキを食べさせてあげたい。こんなご両親の願いもお聞きしました。
「まだしばらく入院生活が続き、気持ちが大きく揺れ動くこともあると思います。闘病仲間が少ないととても孤独な闘いになりがちですので、そんなときは、私たちミルフィーユの仲間とおしゃべりしましょう。」と約束をし病室を出ました。