8月9日 こども病院 流しそうめん
患者家族への支援
2017.08.09
こども病院で流しそうめんをしました。
今日の午後のおやつは流しそうめんです。
夏休み中は、休暇を利用して入院治療する子が多く、栄養科にとっては食事の準備だけでも大忙しのなか、子どもたちのためにそうめん流し器を洗浄・消毒し、そうめんとミニトマトときゅうりをひとり分ずつ用意してくださいました。
きゅうりは流れやすい形を試行錯誤した結果、小口切りと太めの千切りにしました。
じつは、そうめん流し器の洗浄・消毒をどのように行ったらいいのかを、主治医はじめ栄養科、病棟スタッフ、感染管理認定看護師で話し合って、今回のイベントができたのです。
いざ、始めようとしたところ、そうめん流し器を栄養科で試運転した時は動いていたのに、一台が動かないではありませんか!
そこで、スタッフや栄養科の実習生が、水をピッチャーで流して手動そうめん流しにしました。ミニトマトがすごいスピードで流れたり、きゅうりは途中で止まってしまったり、水が漏れたり・・というアクシデントも楽しく、子どもたちは、「うまい!」「おいしい!」と言いながらワイワイと流しそうめんを楽しみました。普段苦手な野菜も、なぜか一緒に食べられるから不思議です。
お部屋から出られない子に流しそうめん器を持っていくと、体調の悪い子も、検査後の子も起き上がって、ぺろりと食べてしまいました。
授業がないので、時間を気にすることなく思いっきり楽しめるのも夏休みならではの楽しみ方です。
衛生的で安全にみんなで楽しめて、教育も含めたイベントを行うために、毎回、主治医・栄養科・病棟スタッフ・家族・ボランティアが、子どもたちの病状や気持ち、栄養など多方面から話し合い、協力し合っています。(文責 中島)