10月8日 第15回ハゼ釣り大会
患者家族への支援
2017.10.08
今年で15回目のハゼ釣り大会です。途中、天候不良など、諸事情で開催できなかった年もありますが、ミルフィーユの前身である“菜の花会”の時から継続しています。
“ハゼ釣り大会”開催のきっかけは、支援の会設立の提案者のお一人で、現在も理事としていろいろお力を貸してくださる千葉県こども病院の沖本由理先生の“どうかしら?やってみない?“でした。今でこそ、キャンプをしたり、茶話会をしたりとドクターやナースとの病棟外での交流が珍しくない状況になってはいますが、当時はお世話になったドクターやナースと一緒に休日を過ごすなど、考えも及ばなかったので、その提案をいただいた時、とてもうれしいと感じたことを今でも覚えています。
でも釣りをするには釣り竿や餌などそろえなければならないものがたくさんあり、それを会でそろえるには当時の“菜の花会”にはちょっと無理があったのですが、沖本先生ご一家の皆さんから全てプレゼントしていただきました。釣り道具がなくても参加ができるようになったのです。ここまで継続できたのもこのような応援があったからで、感謝の気持ちでいっぱいです。そのうえ、最近では病気を乗り越え、立派な社会人になった先輩たちも参加、協力をしてくれるようにもなりました。先輩の活躍ぶりを目の当たりに見ることも、家族にとっては大きな励ましになります。
毎回、たくさんの患児・家族が集まります。長い入院生活を終え、元の生活に戻った子どもたちが、元気な顔を見せてくれます。あまり大きくなって誰だか分からない子どももいます。ご両親は久しぶりに会った仲間とおしゃべりをし、小さな子どもたちはシャボン玉や輪投げをして遊び、一緒にお弁当を食べて一日を過ごす、ある意味、同窓会のような一日になります。そして最後は表彰式。これまでの最高記録は78匹。毎回1,2,3等賞まで表彰します。
でも今年は、前日までの雨の影響でしょうか?一等賞だけでした。それも1匹!残念!
それでも、お天気は良く、さわやかな風が吹き、皆でおしゃべりを楽しみ、楽しい一日であったことは例年と変わりませんでした。来年の豊漁を願って、皆、笑顔で「来年、またね!」と家路に向かいました。(文責 井上)