12月20日 こども病院 アニマルセラピー
患者家族への支援
2017.12.20
今日は今年最後のアニマルセラピーでした。
毎年12月のアニマルセラピーでは、セラピー犬たちがクリスマスの衣装で登場し、この姿がとてもかわいいのです。
そこで、ホームページで紹介します。
今月は8頭のセラピー犬と飼い主のボランティアが訪問してくださいました。
マルチーズやイタリアングレーハウンドなどの小型犬、柴犬、ミニチュアシュナイザーの中型犬、ラブラドールの大型犬まで、さまざまな犬がサンタクロースやトナカイなどの洋服や飾りをつけて病棟に入ると、子どもたちもお母さんも「かわいい~」といって大喜びです。
子どもたちが作ったレジンのペンダントをプレゼントすると、ボランティアから、ボランティアをしている動物のシールをいただきました。
千葉県こども病院でのアニマルセラピーは、今月で132回となり、アニマルセラピーを始めて12年が経ちました。
ボランティアの方々は、訪問の度に、シャンプーや爪切り、口腔内の細菌検査などの体調管理をして、県外からも来てくださっています。
活動前には、JAHAボランティア、病棟医師や看護師、院内学級の先生、4東ボランティアが、子どもたちの体調や接する上での注意点、活動内容などを情報共有してから病棟に入ります。
そして、しっかり経験を積んだボランティアとセラピー犬が、犬が苦手な子や初めて犬に会う赤ちゃんには怖がらないように、やさしく声掛けしながら、決して無理強いせず距離を縮めていきます。犬が大好きな子はお気に入りのセラピー犬を膝にのせていつまでもなでたり、何度も廊下をお散歩したり、しつけやゲームを教えてもらうなどの交流をします。
私たちには見えていないところで、ボランティアとセラピー犬が努力してくださっていることで12年続いているのだと改めて感謝しています。
セラピー犬の訪問で、元気になってベッドから起き上がる子や表情がにこやかになる心理的な効果に加えて、飼い主であるボランティアとのコミュニケーション、作文発表やあいさつ、プレゼント作りで感謝の気持ちを表すなどの社会性を身につける大切な機会になっています。
来年も楽しみにお待ちしています。(文責 中島)