12月22日 千葉県こども病院クリスマス会
患者家族への支援
2018.12.22
こども病院での大イベントのひとつ、クリスマス会をしました。
子どもたちがクリスマス会をゆっくり楽しむためにお風呂や治療を早めに終えようと、サンタ帽子をかぶった病棟スタッフは朝から大忙しです。
毎年恒例のローストチキンとロールケーキは、お父さんが丸鶏のお腹にジャガイモ・ニンジン、ローズマリーやタイムなどの香草を詰め、子どもたちがロールケーキの生地を作って栄養科で焼いてもらいます。
いよいよ、待ちに待ったローストチキンが運ばれてくると、病棟中が香ばしい香りでいっぱいになりました。
廊下にテーブルを並べて、お父さん、お母さんと食べるローストチキンはとびきりの美味しさです。食欲のなかった子も「いい匂い」と言ってかぶりつくと、「おいしい!」と満面の笑顔になり、それを見てお母さんも「おいしいね。よかった。」と笑顔になりました。
クリスマス会では、医師サンタが看護師トナカイに運ばれて登場し、ウノやドラえもんのゲームのプレゼントをもらいました。伝言ゲームや3億円ゲームをした後は、スタッフのマツケンサンバとブルゾンちえみの出し物で大笑いです。
最後のお楽しみはロールケーキに生クリームと色とりどりのトッピングで飾りつけをしてシャンメリーで乾杯!
待っているきょうだいもケーキの飾りつけをして食べると、あるお母さんが「いつもお兄ちゃんに我慢させてるから、楽しませてあげられてよかったです」と話してくれました。
入院中は病気の子どもだけでなくきょうだいも大きなストレスを抱え、親もきょうだいへのかかわりが少なくなり、「申し訳ない気持ち」を常に持ちながらの生活になります。
お母さんは入院中の子と同じことをきょうだいとも楽しむことができて心の負担が少し軽くなったようでした。
病棟スタッフ、栄養科スタッフの皆さま、楽しいクリスマス会をありがとうございました。(文責 中島)