7月18日 千葉子ども病院 人形劇

患者家族への支援

2018.07.18

  • 7月18日 千葉子ども病院 人形劇

千葉県こども病院で人形劇を観ました。
毎年7月、年に1回公演してくださっている「なんだろな」という人形劇団が今年も来てくださいました。
「なんだろな」は以前入院していたお子さんのお母さんが所属していたご縁で子ども病院に訪問してくださるようになり、10年近く毎年来てくださっています。
子どもたちは、人形劇団スタッフが重い機材や道具を汗だくになって運んで組み立てている様子をじっと見ながら待ち、お風呂で少し遅くなっているお友達も待ちました。
そして、やっと、はじまり、はじまり~
ひとつめのお話は「おかえし」という、きつねとたぬきの親子がお互いにお返しをして、最後には家ごと交換してしまうというお話でした。大きな人形の迫力と背景を2重にした奥行きのある舞台がとても立体的で、普段はやんちゃな男の子もじっと観ていました。
ふたつめは、「なんだろな」のオリジナル作品で「はるかぜ はるるん」です。
春風のはるるんが、春を運ぶというストーリーで、木が芽吹く場面や花が咲く場面、最後は動物園の動物たちも登場して、色とりどり鮮やかな景色と良く知っている動物や軽快な音楽で楽しい気分になりました。
そんな舞台から伝わってくる力を感じるのか、お母さんに抱っこされている赤ちゃんもじっと最後まで目で追っていて、お母さんは「久しぶりにお部屋から出られて、こんなに劇を見ているなんて驚きました!」と大喜びでした。
病院の中か外泊で家に帰るだけの社会生活の中で、普段と違うイベントや社会の大人と触れ合う機会は子どもたちの成長・発達にとってとても大切です。楽しく笑顔になっている子どもたちを見ている親も幸せな気持ちになります。
「なんだろな」の皆さん、ありがとうございました。
来年も楽しみにお待ちしています!(文責 中島)