6月8日 千葉県こども病院 父の日 餃子・おにぎりパーティー
患者家族への支援
2019.06.08
今年の父の日メニューは、久しぶりに餃子にしました。「餃子の時はやっぱり白ご飯でしょ!」ということで、おにぎりもつけました。
そこで頭を悩ませたのが、餃子の具です。餃子の具は生のひき肉を使うため、感染を考えると子どもたちには触れさせられません。そこで、大人がひき肉の具を包み、子どもたちはポテトサラダを具にして餃子の皮に包みました。
子どもたちにポテトサラダを具にする理由を説明すると、すんなりと納得しました。
ほとんどの子どもやお父さんは餃子の皮を包むのは初めてで、栄養科スタッフやお母さんに教わりながら作っていると、だんだんヒダが上手に作れるようになり、終わり頃にはとても上手になって立派な餃子が250個できあがりました。
次はおにぎりです。おにぎりを握ったことが無い子やお父さんは、お母さんたちの手つきを真似て作り、大きなおにぎり、小さなおにぎり、様々な形のおにぎりがたくさんできました。
餃子やおにぎりを作っているテーブルでは、初めて会うお父さん、お母さんもいる中、和やかにおしゃべりしながら、ゆったりとした時間が流れてとても良い雰囲気でした。
廊下に机を並べてみんなで子どもビールでカンパーイ!
その後、「ありがとう」の気持ちを込めて、プラバンで作ったキーホルダーをプレゼントし、おにぎりをほうばり、ポテトサラダ餃子も美味しくいただきました。
このイベントで他にも嬉しい出来事がありました。
入院して間もなくで、病院食をほとんど食べられなかった子が、餃子はおかわりして6個も食べたのです!これには、御両親、病院スタッフも大喜びでした。
行事の時はこんなうれしいミラクルが起こるので不思議です・・・
入院中は、仕事と家事、病院の付き添いで家族が一緒に過ごす時間も大勢で食卓を囲んで話す機会少なくなります。今日のように、御両親、子どもたちが集まって、ゆったりと話す時間が心の癒しになると嬉しいです。
お父さん、これからもお仕事、頑張ってください!
(文責 中島)