2017年6月4日(日) ミルフィーユの総会と勉強会を開催

講演・社会啓発

2017.06.04

  • 2017年6月4日(日) ミルフィーユの総会と勉強会を開催

6月4日(日) ミルフィーユの総会と勉強会を開きました。
1997年、小児がん患児・家族の支援団体「菜の花会」が生まれて今年でちょうど20年が経ちました。その後「菜の花会」は、認定非営利活動団体として名称も「ミルフィーユ小児がんフロンティアーズ」と変え、現在に至っています。
 当初はマンパワー、資金ともに本当に乏しい状況でしたが、現在では、20名の理事による応援の下、15名のスタッフが活躍してくれるようになり、うち4名は成人した小児がん経験者です。彼らの協力で、今年も総会と勉強会を開くことができました。
 総会に関してはいつものように会計報告と事業報告をし、それを承認していただき無事終了しました。
 そして勉強会では、元こども病院の歯科部長であられた甲原玄秋先生、そして東邦大学准教授で佐倉病院の放射線科医の磯部公一先生にご講演いただきました。
 甲原先生には以前、まだ「菜の花会」の時に、小児がん治療の口腔への影響と題してお話を聞かせていただきました。それまで口腔内への晩期合併症については情報があまりなかったので、素晴らしい情報をたくさんいただき、とても感謝しました。それがきっかけで、千葉市の歯科医師会とも手をつなぐことができ、小児がんの治療を受けた子どもたちが安心して受診できるようになりました。
 磯部先生には、「菜の花会」を始めたばかりの頃、放射線についていろいろなことを教えていただきました。そして、今回は、放射線技術が向上した現在の放射線治療についてお話しして頂きました。知らなかったことがたくさんあり、最新の情報を得ることができました。
 当日、相変わらず参加人数は少なかったのですが、それでも遠くからわざわざおいでくださる家族や小児がん経験者と医療者の皆さん方と充実したひとときを過ごしました。会員の皆さん、次回は是非、参加してください。毎年6月の第一日曜です。
(文責 井上)