2017年11月9日~11日 小児がん学会に参加してきました
講演・社会啓発
2017.11.09
11月9日~11日までの3日間、愛媛県松山市で開催された小児がん学会に、理事長の井上さんとスタッフ3名で参加してきました。
この学会は、日本小児血液・がん学会と小児がん看護学会、がんの子どもを守る会が年に1度合同開催している学術集会です。
小児がんの治療・研究、看護から教育までの幅広い発表が各会場で行われており、ミルフィーユに関わってくださる多くの医師や看護師にもお会いしました。
晩期合併症や長期フォローアップ体制作りの発表を聴講して、ミルフィーユでも小児がん経験者の自立をめざし社会の理解が進むように働きかけることが必要だと思いました。
患者・家族が集えるいっぷく亭では、退院後の学校生活や体調、家族の話など気になっていることが何気ない会話から出てきます。病気に対する知識と病気や社会に負けない強い力を持ち続けられるよう、これからも、経験者同士だからこそできる活動を続けていきたいと思います。
学会中はお天気が良かったので、松山城と道後温泉に行き、ちょっぴりも観光もしました。
松山市内は1~2両の路面電車が走っていて、会場やホテル、観光名所には路面電車で移動できます。移動中、路面電車の中で、市民の方がお年寄りに声をかけて席を譲ったり、「荷物を持ちましょうか?」と声を掛ける場面に出会いました。
他にも、市街で食事のできるお店を尋ねると丁寧に教えてくれ、信号機のない細い道を渡ろうとして待っていると、必ず車が止まるのです。
松山に住む方たちの相手を思いやる気持ちや親切な行動に何度も出会って「なんて素敵な人たちが住む町なんだろう!」と感動しました。
ひとりひとりが少し思いやることで、周囲の人までも温かな気持ちになるのだと感じた松山でした。
(文責 中島)